Kemtech OKは、有機廃棄物を最短2時間という驚異の速さで資源化する画期的なシステムです。
Kemtech OKでは、装置を設置する現場周辺から採取した土壌中にいる微生物のうち、特定の微生物を発酵・乾燥に利用します。
微生物は3種類あることが特定されており、特許微生物寄託センター(NPMD)に寄託されています。
これら3種類の微生物は共生関係にあり、共生菌として寄託された世界初の事例です。
1.受託番号
FERMBP-7504(真菌類)
FERMBP-7505(真菌類)
FERMBP-7506(細菌類)
2.受領および寄託の日付
平成13年(2001年)3月14日
特許第4153685号
特許取得日:平成20年(2008年)7月11日
発明の名称
微生物、微生物含有組成物、並びに該微生物を用いた有機肥料の製造方法
容器に入れられた生ゴミなどもそのまま処理できます。
また処理後はふるいに掛けてプラスチックと乾燥品を簡単に分別ができ、事前の処理を必要としません。
生魚はそのまま投入可。発酵乾燥後、さらさらで無悪臭の製品(飼料・肥料)が生成され、高タンパク質のフィッシュミールと高カルシウムの小骨などに分別可能です。
牛糞・豚糞・鶏糞の高速発酵乾燥(1日で処理)が可能。
固液分離が必要なく、糞尿をそのまま投入可能なうえ、排水が出ません。処理前、処理後に滅菌が可能です。
重たくて硬いパーム粕もフワフワの繊維状にする事ができ、ペレット化された発酵乾燥パーム粕となります。
含水率80~98%の汚泥を、含水率約20%まで高速乾燥。
その焼却灰からリン(P)が回収できるシステムが構築可能です。
賞味期限切れ等で廃棄処分となったケーキやパン類は発酵飼料となり養豚場などで再利用できます。
Q1 .装置の大きさと専有面積を教えてください。
A1 .1日25tタイプ…設備の大きさを含めた必要占有面積:約200㎡
1日100tタイプ…設備の大きさを含めた必要占有面積:約800㎡
Q2 .発電機についてですが、1MWの発電機で自己消費はいくらくらいでしょうか。 売電で収入源を作りますので、売電できる容量を教えてください。
A2 .1日20tタイプ:総発電量約0.35MW/hr、自己消費約0.03MW/hr、売電量約0.32MW/hr
1日100tタイプ:総発電量約1.73MW/hr、自己消費約0.13MW/hr、売電量約1.6MW/hr
Kemtech OKで燃料を作り、バイオマスボイラで燃料を燃焼させ、そこで発生した蒸気でタービンを回し発電します。
Q3 .納期、支払条件、契約条件、販売価格などを教えてください。
A3 .納期は発注後6ヶ月程度です。弊社の契約は、契約時60%、船積時40%の条件です。販売価格は形態により別途ご相談となります。
Q4 .保守、保証のベースを呈示していただければと思います。まず1年メーカー保証の範囲、内容。保守の際に必要なそれぞれのパーツのリスト、価格、納期など。
A4 .納品検収後、1年間保証。その後はご相談となります。
パーツリスト等の具体的な内容に関しましては、事象が発生した段階でご回答させて頂きます。
保証に関して別条件:
交換するようなことになるかもしれない部品をすべて添える形で5年保証、という条件も、過去に事例があります。
その際は、部品代をプラスして頂きました。
Q5 .どのような仕組みで処理するのですか?
A5 .特殊な共生菌が、特別な条件(真空、60℃、湿度)の元で爆発的に増殖し、有機物を分解します。その後、沸点を下げて乾燥します。処理後はふるいにかけ、分解できなかったものを除外すれば、良質な飼料や肥料になります。
Q6 .どのような菌が働いて処理するのですか?
A6 .土着菌(土の中に常在する菌)の中にある特殊な3つの菌をトレーニングして共生菌を作り、機械の中に植えます。好気性の菌です。
Q7 .菌を補充する必要はありますか?
A7 .必要ありません。
Q8 .臭いは出ませんか?
A8 .密閉空間で処理を行うため臭いは出ません。
Q9 .排水や排ガスは出ませんか?
A9 .密閉空間で循環処理をするため、排水も排ガスも排出されません。
Q10.ランニングコストはかかりますか?
A10.最初に60℃に温度を上げる時の燃料代(発酵熱が出るため温度を保つための燃料は不要です)、撹拌モーターと真空ポンプのための電気代、人件費が必要で、非常に低コストです。
Q11.どうして急速に発酵が進むのですか?
A11.長年の研究で発見された菌《特許微生物》が、特殊な環境下に置かれることで、急激に増殖し、発酵が急速度に進みます。
Q12.事前分別は必要ですか?
A12.必要ありません。処理後にふるいにかけるだけでOKです。
Q13.設置にどれくらいの期間がかかりますか?
A13.約半年かかります。
Q14.商品パッケージなども開封せずそのまま投入して大丈夫ですか?
A14.大丈夫です。低圧下でパッケージが破裂するため、開封の必要はありません。
Q15.水分が多くても大丈夫ですか?
A15.水分が多くても同様に短時間で処理できます。
Q16.処理できるものは何ですか?
A16.有機物全般です。
Q17.処理できないものは何ですか?
A17.無機物、プラスチック類、金属は処理できませんが、分別せずに投入しても支障なく、処理後にふるいにかけること等により分別されます。
Q18.特許は取得されていますか?
A18.はい、こちらをご参照ください。
Q19.世界のどこでも設置可能ですか?
A19.はい。菌は輸出できないのですが、世界のどこにでもある土着菌を使用するため、場所を問わずその土地から菌を取り出して、kemtech OKの共生菌を作り、機械に植えることができます。
Q20.見学できるプラントはありますか?
A20.はい、見学ツアーの企画もありますので、お問い合わせください。